不動産購入にかかる諸費用について解説
こんにちは。三共コスモスの南出です。
お住まいをこれから探し始める人、または現在お探し中の人で、『不動産を購入する時にかかる物件以外の費用を知りたい』というご相談を頂くことがとても多いです。
対応する不動産営業の人によって伝える内容も違うことがあるようなので、今回はその諸費用について解説していきます。
・不動産購入にかかる全体の金額を知りたい人
・不動産購入を検討中で、諸費用について説明を受けていない人
・会社によって資金計画に差があり不安を感じている人
どの物件でも基本的にかかる6つの費用について、大事な点を解説します。
最後まで読んでいただければ、ご購入時の諸費用について疑問・不安は無くなります!
最後までお付き合いいただければ嬉しいです。
諸費用① 登記費用
『この家は私が所有していますよ』と公的に主張するための手続き費用です。
土地、家屋の価値と住宅ローンの有無によって額は大きく変わりますが、
八潮市周辺の登記費用
中古戸建て 40万円
新築戸建て 60万円
上記価格が目安です。
登記費用は、担当する司法書士の方に決済時(物件の引渡日)一括支払い。
新築と中古で登記費用の金額差が大きいのには理由がありますが、少し長くなってしまうので今回は割愛しますね。
諸費用② 固定資産税
購入後、毎年支払う必要がある税金です。
①同様、土地・家屋の広さや価値などによって費用が大きく変わります。
下記、一般的な戸建・マンションの予算です。
八潮市周辺の固定資産税年税額
中古戸建て 10万円
新築戸建て 15万円
購入年は、購入物件の引渡日で日割清算します。
また、固定資産税は3年に一度、金額が見直されます。
建物の固定資産税額は徐々に下がっていきますので、中古住宅で30年以上経過したお家の物件を購入する場合はもう少し低い予算になりますね。
新築住宅を購入する場合は、最初の3年間(または5年間)、固定資産税が半額になります。
諸費用③ 仲介手数料
売主・買主の間に不動産会社が仲介として入る場合にかかる費用です。
売主・買主が直接取引をする場合にはかかりません。
仲介手数料:(物件価格の3%+6万円)+消費税
上記上限額になります。
3,000万円の物件なら、(90万円+6万円)+9.6万円=1,056,000円が上限額です。
支払うタイミングは、売買契約時に半分、決済時半分という流れが多いです。
諸費用④ 印紙税
印紙税は、物件の契約をする時と住宅ローンの契約をする時、計2回支払います。
物件の契約をする時
1万円(物件価格が1,000~5,000万円の場合)
住宅ローンの契約をする時
約2万円(商品・金融機関により多少変動)
※ネット銀行の場合、かからないケースもあります
印紙は郵便局で購入できます。
売主と直接取引の場合は各契約前にご自分で購入、仲介が入っている場合はお願いすれば予め用意してくれると思います。
諸費用⑤ 火災保険
加入は任意となりますが、融資を受ける人は火災保険の加入が条件になります。
保険金額などプランによって価格が大きく変わりますが、おおよその目安として
戸建の費用 5年間で20万円
マンションの費用 5年間で10万円
地震保険に加入するか否か
水災に入るべきか
など、物件所在地によっても提案プランが変わりますので、検討が必要です。
諸費用⑥ 住宅ローン融資手数料
商品によりますが、手数料型ですと融資額の2.2%かかるのが一般的です。
3,000万円なら66万円ほど。
決済時、融資を受ける銀行に一括で支払う費用になります。
また、『融資手数料型』と『融資保証料型』の二種類があり、ネット銀行は基本的には『融資手数料型』になると思います。
『保証料型』ですと、決済時には料金を支払わず、毎月支払う金利に上乗せをして払う方法があります。
将来、繰上げ返済をして借入期間を短縮することをお考えの方の場合、手数料型は支払額は戻りませんが、保証料型は短縮された分の返還があります。
多角的に考えて判断するのが良いでしょう。
まとめ
以上、6つの諸費用について解説しました。
仮に3,000万円の戸建を購入する場合、諸費用は約250万円かかりますので、合計3,250万円が総費用になりますね。
注文住宅をお考えの方は、上記以外にも測量・地盤改良・つなぎ融資手数料等も予算に入れる必要があります。
不動産屋さんのチラシに記載される資金シミュレーションは大体物件価格のみで計算されていますので、『諸費用を住宅ローンで借りる方は総費用を何%の金利で組んだら月々いくらの支払いになるか』を把握するのが大事です。
この記事を最後まで読んでいただいた方にとって、少しでも参考になりましたら幸いです。
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